雛祭りの定番料理!ちらし寿司とお吸い物他、7品のレシピ大公開!

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桃の節句には特別な食事を用意するのも素敵なアイデアです。

3月3日は雛人形を飾ることで知られていますが、その日をさらに特別にするには、雛祭りにちなんだ伝統的な料理を用意することがおすすめです。

雛祭りのお節句で作るそれぞれの料理にはお祝いする意味が込められており、さらに食卓に華やかさをもたらします。

この記事では、雛祭りにピッタリの7つの食べ物とその背景、意味、そして簡単な作り方を紹介します。
色彩豊かで節句の雰囲気に合うこれらの料理を、ぜひお試しください。

雛祭りに食べたい7種類の料理

雛祭りには、伝統的な食べ物を用意するのが一般的ですね。

今回は、そんなお節句にぴったりな7種類の料理と、それぞれの準備とレシピをご紹介します。

各料理の背景や意味を知りながら、自宅でオリジナルの雛祭りメニューを作ってみませんか。

ちらし寿司

雛祭りには、華やかなちらし寿司が欠かせません。

特別な歴史的背景はないものの、縁起が良く色鮮やかな具材で食卓を飾るため、人気のメニューとなっています。

ちらし寿司で使われる典型的な縁起物としては、長寿を意味する海老、勤勉を象徴する豆、未来を見通すことを願うれんこんがあります。

その他にも多様な具材が使われ、豊かな食生活を願う意味が込められているとされています。子供たちの好みに合わせて、具材を選んで華やかなちらし寿司を作ってみましょう。

ちらし寿司のレシピ

材料(2人分)

酢飯          1.5合分
蒸しエビ         6尾
れんこん         4cm
きぬさや         6本
錦糸卵          適量
椎茸とにんじんの煮物   適宜

作り方

  1. きぬさやを塩ゆでし、錦糸卵を作り、椎茸とにんじんは煮て細かく切ります。
  2. れんこんを皮をむき、薄切りにして酢水に浸け、沸騰したお湯でゆでた後、水気を切ります。
  3. れんこんと蒸しエビをボウルに入れ、甘酢に30分ほど漬けます。その後、れんこんの半分をみじん切りにします。
  4. 酢飯に椎茸とにんじんの煮物、みじん切りのれんこんを混ぜ、盛り付けた後、残りのれんこん、エビ、きぬさや、錦糸卵を飾り付けま

てまり寿司

雛祭りの食卓には、てまり寿司が欠かせない一品です。

その丸くてカラフルな見た目が雛祭りのムードにぴったり合い、お祝いの席を一層華やかにしてくれます。

作り方はとても簡単で、お好みの具材を一口サイズの酢飯と一緒にラップで包んで丸めるだけです。具材は野菜、お刺身、卵、生ハムまで、さまざまなものを使うことができます。

以下のレシピは一般的なものです。お好みでアレンジしてください。

てまり寿司のレシピ

材料(3人分)

ごはん      450g
砂糖       大さじ1と1/2杯
塩        小さじ1/2杯
酢        大さじ3杯
白いりごま    大さじ1杯
卵        1個
砂糖       小さじ1/3杯
塩        ひとつまみ
サラダ油     適量
桜の花の塩漬け  2枚
サーモン     2枚
かいわれ     適量
きゅうり     60g
生ハム      2枚
しば漬け     適量
焼き海苔     適量
ケチャップ    適量

下準備

  • 卵をボウルに割り入れ、砂糖と塩を加えて混ぜ合わせます。
  • 油をひいたフライパンで薄焼き卵を作り、その一部を細かく切って錦糸卵を用意します。
    残りは長方形に切って装飾用に使います。
  • きゅうりを小口切りにして軽く塩もみし、一部はピーラーで薄くスライスします。
  • 海苔を使って人形の顔のパーツを作ります。
  • 塩漬けの桜の花は水洗いして水気を切ります。
  • しば漬けを細かく刻みます。
  • 砂糖、塩、酢を混ぜて合わせ酢を作ります。

作り方

  1. ごはんに合わせ酢と白ごまを混ぜ合わせ、8等分にしてラップで包み丸めます。
  2. 2個のご飯玉に錦糸卵をのせ、ラップで包んで形を整えた後、塩漬けの桜の花を飾ります。
  3. 2個のご飯玉にサーモンをのせ、ラップで包んで形を整え、かいわれ大根をトッピングします。
  4. 2個のご飯玉にきゅうりの塩もみをのせ、ラップで包んで形を整え、しば漬けをトッピングします。
  5. 1個のご飯玉に卵と生ハムを巻き付け、焼き海苔で顔を作り、ケチャップで頬を彩ります。
  6. 残りのご飯玉に薄焼き卵ときゅうりを巻き付け、焼き海苔で顔を作り、ケチャップで頬を彩ります。

はまぐりのお吸い物

雛祭りの食卓には、はまぐりのお吸い物がぴったりです。

はまぐりは対になる貝殻しか合わない特性があるため、「良縁」を願う意味を込めて、雛祭りによく使われます。

このお吸い物で雛祭りの食卓をより一層特別なものにしてみましょう。

はまぐりのお吸い物レシピ

材料(2人分)

はまぐり   4個
水      400cc
昆布     1枚(5cm四方)
酒      大さじ1/2杯
塩      少々

下準備

はまぐりを塩水(水300ccに対して塩小さじ2杯弱)に入れ、暗所で1~2時間置いて砂を抜きます。
殻をこすり合わせながら丁寧に洗います。

作り方

  1. はまぐり、水、昆布を鍋に入れ、中火で加熱します。
  2. 沸騰したら昆布を取り出し、表面のアクを除去します。
  3. 酒と塩を加えて味を調整し、仕上げに三つ葉を添えて盛り付けます。お好みで三つ葉を加えて、美味しく召し上がれ。

白酒・甘酒

まずは、雛祭りに欠かせない飲み物、白酒と甘酒からご紹介します。

昔は桃花酒という桃の花を漬けたお酒が飲まれていましたが、江戸時代には白酒が流行りました。しかし、白酒にはアルコールが含まれているため、子供向けにはアルコールを含まない米麹を使った甘酒がおすすめです。

甘酒のレシピ(米麹使用)

材料

米麹            250g
水             300cc
熱湯(魔法瓶を温める用)

作り方

  1. 水を鍋に入れ、60度くらいまで温めます。同時に、魔法瓶を熱湯で温めておきます。
  2. 米麹を鍋に加え、65度くらいまで続けて加熱します。
  3. 鍋の中身を魔法瓶に移し、約8時間保温すると甘酒が完成します。

菱餅

菱餅は雛祭りの食卓を彩る伝統的な和菓子です。

緑色のよもぎ層、白色の層、そして桃色のくちなしで染めた層、この3色で構成されています。それぞれの色には、特別な意味が込められています。

一つ目の解釈では、これらの色が自然界のエネルギーを象徴しています。

緑色は植物、白色は大地、桃色は生命力を表しています。

もう一つの解釈では、各色が異なる願いや祈りを意味します。

緑色は健康や長寿を、白色は清浄を、桃色は魔除けを象徴しています。

これらの色は、女の子の健やかな成長や子孫繁栄を願う気持ちを表しています。菱餅の鮮やかな色合いは雛祭りのムードをさらに華やかにします。

菱餅のレシピ

材料(約15個分)

もち米           3合
水             360cc
片栗粉(打ち粉)     適量
砂糖             少量
食紅
よもぎ(または青のり)

作り方

  1. もち米を洗い、水に1時間ほど浸してから、炊飯器で普通に炊きます。
  2. .炊けたもち米に少し砂糖を加え、耐熱ボウルでめん棒を使って粒をつぶします。
  3. 粒感がなくなったら、3色に分けます。赤色には食紅を、緑色にはよもぎまたは青のりを混ぜます。
  4. 色をそれぞれラップで包んでめん棒で平らに伸ばし、重しをして冷やします。
  5. 冷めたらひし形に切り、緑、白、桃色の順に重ねて完成です。

ひなあられ

ひなあられは、春の訪れを感じさせるカラフルな色合いで、雛祭りの雰囲気にぴったり合うお菓子です。

江戸時代には、「雛の国見せ」という風習で、雛人形と一緒に自然を楽しむ際に持ち歩かれることが一般的でした。

主に緑、白、赤(桃色)の3色で作られるひなあられは、菱餅を細かく砕いて作ったという説もあります。

この3色には菱餅と同じような意味が込められています。

また、四季を表すために黄色を加えた4色のひなあられもあり、赤は春、緑は夏、黄色は秋、白は冬を象徴しています。

関東と関西では、ひなあられの形や味付けが異なります。関東では甘い米粒状、関西では丸い粒状でしょうゆ味や塩味が一般的です。

市販のひなあられを買うのが普通ですが、自宅で簡単に作ることもできます。

お餅を細かく切ってオーブンへ
お好みの味付けをするだけで手作りひなあられの完成です。

自宅で作るひなあられで、雛祭りをさらに楽しんでみてはいかがでしょうか。

三色ひなあられのレシピ(切り餅使用)

材料(2人分)

切り餅           2個
溶けにくい粉糖       大さじ1
ストロベリーパウダー    小さじ1
抹茶パウダー        小さじ1

作り方

  1. オーブンを170℃に温めておきます。
  2. 切り餅を5mm角にカットします。
  3. 天板に切り餅を並べ、170℃のオーブンで20~25分焼き、カリカリになるまで加熱します。2回に分けて焼くと良いです。
  4. 焼けた餅を大きなボウルに移します。
  5. 餅に粉糖をまぶします。
  6. 3等分に分け、1つはストロベリーパウダー、もう1つは抹茶パウダーを加え、均等に混ぜ合わせます。
  7. これでカラフルな三色ひなあられの完成です。

桜餅

桜餅は、特に深い由来や意味合いはありませんが、春らしいピンクと緑の色使いが桃の節句にぴったりで、雛祭りの際によく食べられる和菓子です。

桜餅は、5月5日の子どもの日に食べる柏餅の習慣に由来しているとも考えられています。

桜餅には、関東と関西で異なるタイプがあります。

関東では「長命寺」と呼ばれる小麦粉の生地で餡を包むスタイルがあり、関西ではもち米を使った「道明寺」スタイルが一般的です。

特に関東風の桜餅は自宅で作りやすく、子供たちと一緒に作るのも楽しいでしょう。

手作りの桜餅で春の訪れを感じながら、雛祭りの雰囲気を盛り上げるのも良いかもしれません。

関東風さくら餅のレシピ(もちもち食感)

材料(8~10個分)

薄力粉       80g
白玉粉       15g
砂糖        大さじ1杯
水         120cc
食紅(赤)     適量
こしあん      250~300g
桜の葉の塩漬け   8枚
サラダ油      適量

下準備

  • こしあんを8等分に分け、小さな俵形に丸めます。
  • 塩漬けされた桜の葉は水に10分ほど浸して塩抜きをします。

作り方

  1. 白玉粉と砂糖をボウルに入れて軽く混ぜ、少しずつ水を加えながらよく混ぜます。
  2. ふるった薄力粉を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせます。
  3. 食紅を少量加え、淡いピンク色に染めます。
  4. フライパンを弱火にかけ、サラダ油で薄く油を引き、生地を流し入れて楕円形に広げます。
  5. 表面が乾いたら裏返して10秒程度焼き、取り出します。
  6. 生地が冷めたら、中央にこしあんをのせて巻き、桜の葉を外側にして巻き上げたら完成です。

まとめ

この記事では雛祭りにぴったりの7種類のレシピを紹介しましたが、お祝いの食卓では自由にアレンジしてください。

季節の感じられる縁起物を取り入れつつ、家族の好みに合わせることが重要です。

例えば、伝統的な菱餅の代わりにカラフルな三色のケーキを用意する、またはちらし寿司を洋風にアレンジするなど、新しいアイデアを取り入れるのも良いでしょう。

最も大切なのは、主役であるお子様が喜ぶメニューを考えることです。

愛情を込めて用意した雛祭りメニューで、特別なお祝いの時間を楽しんでみてください。

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